丁度、そんな時代(記憶ではもう少し早い時期のような気がする)安井淡さん(故人・すずき出版 編集長)との出会いがあった。
絵本の事を何一つ知らない私に絵本の制作をすすめるのだから「びっくり」というより不安が先にたってしまった。なにしろ私は子供が余り好きではない。(自分の子供は別だった)しかし、安井淡さんの決めセリフで参った。「これからの新しい絵本を描いてくれる人だから。」上手に乗せられカルーイ私だった。
頼まれた仕事は、月刊誌「しぜんのくに」に扱うふうせんりょこうだった。(今、見たら赤面ものどころか「はずかしい」)安井さんは心にもないお世辞を云って「なかなか良い出来であったよ。今迄にない新しい絵本が出来た!」なんて云ってくれたが心は平静ではなかった。
1册目の絵本を描き終えて、まもなく安井淡さんから月刊誌「こどものくに」に『みんなにはなわ』の絵本をお願いしますと連絡があった。 |
|